この人に聞きました!
Nguyen Hong Ngocさん / グエン・ホン・ゴックさん
ホーチミン市師範大学日本語学部 3年生
2週間のインターンシップ中、たくさん日本語で話しかけてくれて学校生活のサポートや観光地の案内をしてくれたゴックさんに、日本語学習についてインタビューさせていただきました。
聞いた人:与那覇真亜沙(武蔵野大学学生)
Q.
日本語を学ぼうと思ったきっかけは何ですか。

日本語を学ぼうと思ったきっかけは、主に日本の文化への深い興味からでした。子どもの頃からアニメや漫画が好きで、その中で日本語に触れることが多かったです。

Q.
日本語の好きな言葉・印象的な言葉はありますか。どこで聞いた・学んだ言葉ですか。

私が好きな日本語の言葉の一つは「七転び八起き」です。この言葉は、偶然Facebookで見かけました。この言葉は「何度失敗しても、諦めずに立ち上がる」という意味で、強さや前向きな姿勢を表しています。人生には困難に直面することがありますが、この言葉を思い出すと、あきらめずに前に進む力をもらえるような気がします。

Q.
日本語の難しいところはどこですか。

日本語の語順は英語や他の言語と大きく異なります。基本的に、動詞が文の最後に来るため、話すときや書くときに文の全体的な意味が理解しづらいことがあります。

また、日本語は助詞(は、が、を、に、で など)によって文の意味が決まるため、どの助詞を使うかによって語順が多少変わり、これも私にとっては難しい点となります。

Q.
日本語の面白いところはどこですか。

日本語では、文脈に応じて主語や目的語を省略することがよくあります。例えば、「行く?」と言うだけで、「どこに行く?」という意味が伝わります。この省略は、会話をシンプルかつスムーズにし、時には聞き手に考える余地を与えるため、とても面白いと感じます。

Q.
学んだ日本語をどのように活かしていきたいですか。

日本の文学やメディアの理解することに活かしたいです。日本語を使って、日本の小説や映画、アニメ、音楽などのメディアを原文で楽しむことで、より深い理解を得ることができるのは魅力的だと思います。また、日本語を活かしてさらに学びを深め、他の人に教えられるようになれば、言語学習の喜びを他の人とも共有できると思います。

Q.
将来の夢は何ですか。

通訳者になりたいです。言語を使って異なる文化や人々を繋げる仕事に魅力を感じています。特に、言葉の壁を越えてコミュニケーションを取ることができる点にやりがいを感じます。

わたしが聞きました!
与那覇 真亜沙 / Maasa Yonaha
日本語コミュニケーション学科2年生(取材当時)
私は、日本語や日本文化を学ぶだけではなく、自分自身が異文化に触れることができる環境に魅力を感じJC学科に入学しました。今回の海外インターンシップに参加した理由は、実際に日本語教育が行われている現場に行き、日本語教育について理解を深め、自分の将来を考えるきっかけにしたいと考えたからです。実際に参加してみて、実際の日本語教育とは何かを知るだけではなく、海外での生活、現地の人たちとのコミュニケーションなど多くのことを学びました。大変なこともありましたが、学生さん達も先生達もみんな優しく、とても良い経験ができたと思います。