2025年2月28日、ベトナム・ハノイにあるRIKI会社の授業現場を見学しました。RIKI会社は、日本語教育を専門とする機関で、特に日本での就職や留学を目指す学生に向けた日本語指導を行っています。今回の見学では、授業の様子を直接見学し、担当者と交流する貴重な機会を得ました。

RIKIの紹介写真

活動内容   

 今回の見学では、RIKI会社の教育方針や実践的な日本語学習の取り組みについて学ぶ貴重な機会となりました。担当者のホアン・ティ・チョン・ニャン様より、会社の概要や教育プログラムについて説明を受けた後、カタカナの授業、教科書の見学、フリートークの順で行いました。

1.会社の取り組み紹介

RIKI会社は、主に日本語教育を専門として、特に日本語能力試験対策や実践的な会話練習に力を入れています。また、日本で就職したい人に対しての就職支援プログラムも提供しています。学生がより効率的に学べるように、オンライン授業もあります。社会人と家から遠い人に対してとても柔軟です。RIKIも自分で専用のアプリが展開しています。学生たちはどこでもいつでも日本を勉強できます。碎片化的時間も無駄にしない!

RIKIビジネスコース
RIKIのアプリ

2.カタカナ授業見学

カタカナの授業では、まずアニメーションを使って生徒に筆順を理解させ、その後、先生が手本を示しながらベトナム語で説明します。筆順は分解して教え、理解しやすいように工夫されています。生徒が練習を終えた後、先生と一緒に発音練習を行い、最後にカタカナのカードをランダムに並べて瞬時に読み上げる練習をすることで、全員が完全に習得できるようサポートしています。

RIKI授業現場

3.教科書の紹介

今回もRIKI会社で使用している教科書を見学しました。教科書は、異なるレベルやニーズの学生に応じてさまざまな種類があります。例えば、今回見学したのは日本語能力試験を受ける学生向けの専用の教科書です。先生の説明によると、この本には試験で出題される問題の80%がほぼ網羅されているそうです。能力試験に合格したいのであれば、この一冊で十分だと言えます。RIKI会社が教材に対して非常に心を込めていることに、私はとても感心しました。

RIKI教科書の一部

まとめ

今回の見学を通じて、RIKI会社が単なる語学学校ではなく、日本でのキャリア形成を支援する場であることを実感しました。今後も、このような教育機関の取り組みが多くの学生の夢を支えることを期待しています。担当者の方ニャン様は私の先輩であり、一緒に学校の思い出を語りながら、その発展について感慨深く話しました。また、先輩として、学業や就職に関する貴重なアドバイスもたくさんいただき、おかげで今後の進路についてより明確なビジョンを持つことができました。今回、このような貴重な機会をいただき、本当に感謝しています。

わたしが書きました!
王 欣怡 / WANG XINYI
武蔵野大学日本語コミュニケーション学科3年生(取材当時)
中学生のとき、親にすすめられて日本語を趣味として学び始めました。高校から本格的に勉強を始めて、今も続けています。ご縁があって日本語教育を専攻しましたが、最初は不安や分からないこともたくさんありました。でも、今では教壇に立ち、授業ができるようになりました。大変なこともありましたが、頑張ってよかったと思います。 今回の実習を通して、将来は日本語教育の仕事をしたいという気持ちが強くなりました。これからも、そのために努力していきます!