こんにちは。武蔵野大学日本語コミュニケーション学科の髙橋かのんです。私は今回タイのタマサート大学に3週間お邪魔させていただきました。この記事では、その中で行ったビブリオバトルについてご紹介します。

活動内容   

 今回日本語学科の読解のクラスにて、武蔵野大学の学生3名でおススメの日本の小説を持ち寄って紹介し、ビブリオバトルを行いました。

ビブリオバトルとは、自分が面白いと思った本を持ち寄ってあらすじやおすすめのポイントなどを紹介し、最後に一番読みたくなった本を投票で決めるというゲームです。私たちが紹介した3冊の中から読解クラスの皆さんに投票してもらいました。

私たちが3人が紹介した本はこちらです。 『三日間の幸福』/三秋縋(著)  『1Q84』/村上春樹(著)  『カラフル』/森絵都(著)

私が紹介した本は『カラフル』/森絵都(著)です。皆さんにも簡単に紹介させていただきます。

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『カラフル』って どんな話?

作者:森絵都 (もりえと)

ジャンル:青春・ファンタジー

中学生・高校生~大人まで楽しめる!日本でとても人気の青春小説!アニメ映画化もしました

~あらすじ~

死んだはずの「ぼく」 に、天使がこう言いました。

「あなたは 生前に大きな罪を犯した けど、もう一度チャンスをあげます。」

 そして、「ぼく」の魂は 小林真(こばやし まこと) という中学生の体に入り、“人生やり直し” がスタート!でも…

❌ 友達とうまくいかない

❌ 家族との関係がぎくしゃくしている 

❌ 好きな人にも裏切られる「どうして小林真の人生はこんなに大変なの?」
ぼくが生前に犯した”罪”って何?

悩みながらも、「ぼく」は 少しずつ世界の色に気づいていく――

『カラフル』の魅力・・・

色とりどりの人生の意味 を考えさせられる  日本の中学生のリアルな生活 を知れる  読みやすい文章で、日本語学習者にもおすすめ!

実はこの『カラフル』をもとにして『Homestay』という映画がタイで作られました!バンコクが舞台になっています。

ビブリオバトル中の様子

ビブリオバトルを通して

ビブリオバトルの参加者はタマサート大学の日本語学科3年生の読解クラス約30名の皆さんでした。

外国の方に日本の小説を紹介するという機会は新鮮で、うまく伝わるかなという不安もありましたが皆さんとても楽しそうに参加してくださいました。中には既に私たちが紹介した小説を知ってくださっている学生の方もいてたくさん反応してくださいましたし、改めて日本を好きでいてくれていることが嬉しくて誇りに思いました。今回のビブリオバトルがもっとたくさんの人と交流したいと思うきっかけにもなりました!

投票の結果、『カラフル』/森絵都(著)が優勝でした!賞品としてタイパンツとかわいいキーホルダーを頂きました。自分の好きな小説の魅力がタマサートの学生の皆さんに伝わったのだと感じてすごく嬉しかったです。

読解クラスの皆さんありがとうございました!

わたしが書きました!
髙橋 かのん / Takahashi Kanon
日本語コミュニケーション学科2年生(取材当時)
JC学科に入り日本語教育関連の講義を取ったり留学生と交流したりしているうちに、どんどん日本語教育に興味を持つようになり今回この海外インターンシップに参加することを決めました。今回タイのタマサート大学に行ってたくさんの学生と交流することができました。私にとって初めての海外で、大人数の前で話したり知らない文化に触れたりと初めての経験だらけでしたが、タマサートの学生の皆さんのおかげでかけがえのない思い出になり、タイが大好きになりました。この様な機会は滅多にないので、挑戦して本当によかったです。