この人に聞きました!
ブイ・ティ・カム・ニュンさん
ホーチミン市師範大学 3年生
子どもの頃から日本のアニメを見ているニュンさんは翻訳者を目指しています。積極的にホーチミン市師範大学の課外活動に参加し、日本人とのコミュニケーションを通して日本語力を伸ばしました。
聞いた人:卓東瑩(武蔵野大学学生)
Q.
日本語を学ぶきっかけは何ですか。

子供の頃から、テレビで『ドラえもん』と『桜』など日本のアニメを見ていました。日本のポップカルチャーがずっと好きです。さらに、中学生のとき、日本のアニメに詳しいクラスメイトがいました。その人と友達になって話したいため、もっと日本のアニメを見ました。そのため、日本語に興味を持って、語彙と日本文化などの学びを始めました。

Q.
日本語を学ぶ際に、「面白い」と感じたところは何ですか。

ホーチミン市師範大学の課外活動です。私の大学では毎学期様々な課外活動があります。例えば、日本から来た大学生と一緒にフィールドリサーチをすることとか、ホーチミン市やメコンデルタなどで観光することです。とても楽しかったです。課外活動で日本人大学生と話し合うことを通して様々なことが勉強になりました。課外活動のおかげで、私は勉強することが好きになりました。

Q.
日本語を学ぶ際に、「難しい」と感じたところは何ですか。

一番大変なのは勉強する気が減ることだと考えます。理由はたくさんありますが、怠惰な性格だからだと思っています。宿題をすること以外に、1人で日本語を勉強する気があまりないです。

Q.
その「難しいところ」を乗り越えるために何をしましたか。

日本語の勉強が習慣になりました。例えば、朝5時に起きて、1時間くらい漢字を練習します。そして、寝る前にもう一度練習する習慣を持っています。この方法は2年生の2学期に実施され、慣れました。宿題がなくても日本語の勉強をする気があります。さらに、日本語の日記も増えました。

Q.
一番印象に残っている日本語の授業はどのような授業ですか。

その授業を担当している先生は表現力があり、文法を教えるとき様々な例文を出しました。例えば、私が一番好きな授業は読解の授業です。その授業で先生がたくさん授業内容に関連する動画を見せてくれました。それに、先生が熱心に様々な授業内容に関連する情報を説明してくれました。とても楽しかったです。

Q.
今後日本語学習の目標は何ですか。

いつも日本語を使いたいので、日本語に関する仕事をしたいです。特に、ライトノベルの出版社に就職するつもりです。ライトノベルだけでなく、マンガとアニメも翻訳したいです。つまり、日本文化に関する作品を通訳したいです。そして、好きな日本語の作品をベトナム一に広告したいです。

わたしが聞きました!
卓 東瑩 / ZHUO DONGYING
日本語コミュニケーション学科2年生(取材当時)
日本語教師を目指しています。学習者の立場に立ち、効率と面白さを兼ね備える授業を行うことが目標です。2年生の時に、「日本語教授法」を履修しました。また、学習者役として、2年連続で武蔵野大学の教育実習に参加しました。先輩たちの模擬授業を観察し、授業で学んだ教授法と結び付けて理解しました。今回、海外インターンシップに参加することをきっかけに、ベトナム人と話し合ったり、非漢字圏の初級日本語学習者に教えたりしました。このことを通して、今までの授業で学んだ知識を実践で活かしました。今回の貴重な経験は将来の授業に役に立つと考えます。