2024年2月25日から3月9日までの2週間、私はベトナムのハノイにあるハノイ国家大学外国語大学でJC海外インターンシップを行ってきました!!昨年よりも1週間短かったため、私たちにとってスケジュールはなかなかハードでした。

今回のプログラム内容

担当した授業について

教壇実習は2月29日から3月6日の間、1コマ 50分×8コマ 行ったので、合計400分でした!メインは2年生で、聴解・会話、読解、作文を様々なクラスに教えました。1回、ダブル・ディグリーという違う学校から来て日本語を勉強している学習者にみんなの日本語第36課「〜ように」を教えました。

ダブル・ディグリー
みんなの日本語を教えている様子

授業はなんと1限(7:00)から!!!ダブル・ディグリーは日本語学習を初めたばかりの子が多いため、普段よりもっとやさしい日本語を使う必要があります。これを意識して授業をするのがとても難しかったですが、授業の終わりには「〜ように」をマスターしていて嬉しかったです!!

2年生の授業。左は教師を目指しているクラスで、人数は18人と少人数でした。実際に日本へ留学している人や、留学希望者が多かった印象を受けました。

授業の様子

みんな集中して授業を聞いてくれました。疑問点があった時は手を挙げたり、近くにいるときに声をかけてくれたりし、授業がとても進めやすかったです。発言をしてくれた時に日本のお菓子を配るとクラスの雰囲気はさらに良くなり、楽しく授業をすることができました。

結果

この2週間で良かったことも、もう少し改善できたのではないかと思うこともたくさんありました。中でも1番意識したのは授業用スライドです。教壇実習を経験するにつれスライドの重要度が高いということを実感し、分かりやすくシンプルに作るよう心がけました。

時には余談も入れました

先生や学習者からのコメント

ありがたいことにスライドが分かりやすく、学習者の理解度を確認しながら授業ができていて良かったというコメントを先生からも学習者からも多くいただきました。私自身も初めての教える立場ということで、ここは大いに意識して取り組んでいた点なので褒められて嬉しかったです。

しかしその一方で、先生からもっとゆっくり話したほうが良いというアドバイスもいただきました。ゆっくり話しているつもりであっても学習者にとっては「早い」と感じていた瞬間もあったと思います。これは学習者に日本語を教えるにあたってとても大切なことなので、反省点であり今後最大の改善点です。

感想

今回本当にたくさんの経験をさせてもらいました。準備段階では不安がありましたが、先方の先生がとても優しく「大丈夫だよ」と言ってくれて、また現地の学生もみな優しく明るく私たちに接してくれました。もちろん授業準備には多くの時間を費やしましたが、途中のちょっとした時間に学生と一緒にご飯を食べに行ったり、観光もしたりして充実した2週間になりました。

日本語教育に興味がある人はもちろん、海外に少しでも興味がある人はぜひJC海外インターンシップに参加してみてください!苦労することもありますが、それ以上に楽しく充実した日々になること間違いなし!!!!!

わたしが書きました!
菅原 愛実 / Manami Sugawara
日本語コミュニケーション学科2年生(取材当時)
今回、海外で実習ができるということでこのインターンシップに参加しました。実際に教師の立場になってみて、一度諦めた教師としての道もいいなと思い直しました。多くの日本語学習者との交流、ベトナムの文化も学ぶことができ、充実した2週間になりました。日本語を教えたい方や、日本語学習者と交流したい方は、この海外インターンシップに参加してみてはいかがでしょうか?