この人に聞きました!
チャナントーン先生
タマサート大学 日本語教師
チャナントーン先生の授業でプレゼンテーションをやったことがあります。先生と話している時にとても優しくて、インタビューをさせていただきました。
聞いた人:王宇涵(武蔵野大学学生)
Q.
なぜ日本語教師になろうと思いましたか?

大学の時に日本語のチューターをしたことがありまして、それでも方向性ですね、日本語を教えてて、できないことからできるようになったこと。その成長を見て、「先生、できました」「先生、ありがとうございます」とかを言ってくれて、それは自分にとって嬉しいです。そのため、日本語教師はいい仕事じゃないかなと思って、大学を卒業したら、高校で日本語を教え始めました。それがきっかけでした。

Q.
お気に入りの日本語教材はなんですか?

勉強というか、ずっとアニメを見て、音楽を聴いていました。暇なときはずっと、日本語の音声を流していました。テレビ番組もアニメも聞いてきて、言葉を覚えたんです。私の場合は少し特殊で、日本語の五十音を学び始めたのは、高校3年生です。高校3年生までは日本語の文字をずっと読めなかったです。その時までは、日本語を聞いて、話すことだけできました。

Q.
日本語教師としての挑戦はありますか?

難しい質問ですね。タマサート大学日本語学科には未習の学生と既習の学生がいます。今担当しているのは未習のクラスです。全員日本語を勉強したことがないです。大きな挑戦としては、どうやって日本語を勉強する動機を維持させるかということです。日本語は難しくて、勉強することも段々難しくなって、ある学習者は自分ができないのか、ダメなのかという感想がありました。だから、日本語を勉強する動機を維持させるのは自分にとって大きな挑戦です。

Q.
日本語学習者が最も苦労すると感じる部分は何だと思いますか?

個人的に、一番苦労するのは漢字です。タイは漢字圏の国ではないので、漢字を勉強する時に、漢字の意味、読み方と書き方を全部覚えなければいけないので、難しいと思います。あとは最近パソコンやスマホで漢字打つことが多いので、書き方を忘れた人が増えました。それに注意しなければならないです。

Q.
学習者に対してのアドバイスやメッセージはありますか?

やっぱり、諦めないでください!それは大事です。例えば、アニメ、アイドル、音楽などの日本語文化について好きになったら、もっと長く日本語を勉強することができるかなと思います。学習者が日本の好きなことを見つけて欲しいです。

わたしが聞きました!
王宇涵 / オウ ウカン
日本語コミュニケーション学科3年生(取材当時)
日本語教師を目指しているので、武蔵野大学JC学科に入学しました。二年生の時に学習者ボランティアとして日本語教育実習に参加しました。もっと多くの日本語学習者と交流したいと思い、海外インターンシップに参加しました。タイに来たのは初めてで、タイの文化をたくさん学びましたし、タイと日本の日本語学習の同じものと違うものもたくさん見つかりました。私にとってとても貴重な経験でした。