この人に聞きました!
バナナちゃん
ハノイ国家大学外国語大学 四年生
日本語翻訳・通訳を専門とし、将来は日本語の教師か日本語翻訳者・通訳者のような仕事に就きたがっていて、今は助数詞に関する研究を行っています。日本語の学習と目標についていろいろ聞いてみました。
聞いた人:ハク ハイギョク(武蔵野大学学生)
Q.
日本語を学習するきっかけは何ですか。

私は日本語を選びませんでした。日本語は私を選びました。中学校はね、日本語を勉強する時はこの言語は難しいと考えました。私が住んでいる所のTran Phu Gifted High School (チャン・フーという専門高校)という高校に入りたいから中学校の時から、できるだけ日本語を勉強していました。Tran Phu Gifted High School (チャン・フーという専門高校)に合格できた後に、日本語と日本の文化をもっと調べて好きになりました。私の友達と後輩は日本語が一番難しい所がなんだと聞いてみたら、みんなは漢字が一番難しいと言いました。しかし、私は漢字が大好きです。

Q.
日本語を学んだあとで、明確な目標はありましたか。

今までまだ三つの目標があります。一番目の目標ははN1合格に合格することです。二位番目の目標は日本企業で働く(翻訳者・通訳者)ことです。三番目の目標は日本へ留学したり、旅行したりできることです。

Q.
どんな日本企業で就職したいですか。

実は今は日本語の翻訳通訳の専攻ですが、実習した後で日本語の教師になりたいと思います。でも、給料の方は日本語の翻訳通訳者の給料が高いです。それが問題です。

Q.
日本語はどんな所が難しいですか。

 日本語が好きですから、難しいのがないと思います。でも、答えなければならないと、それは助数詞です。つまり、数え方です。 例えば、梨である果物が多くの助数詞に関わります。それは、普通の梨を「個」、丸いのは「玉」、切ったのは「切れ」、袋に入れたのは「袋」で数えます。そんなことが、日本語にはある名詞を数える時、名詞と助数詞の呼応関係が存在するという意味です。また、「羽]という数え方はよく鳥を数えますね。でも、ウサギは鳥ではないけれども羽で数えます。私の考え方は、みなさんは何でも”つ”で数えます。例えば、一つのコンピューターとか、一つの机とか、一つのリンゴとか、先生でもそのように教えてくれました。それが問題です。助数詞ということが私の卒業論文のテーマです。

Q.
どんな学習法がいいと考えますか。

私にとって、外国語を勉強すると、その国の文化とかその国民の考え方が分かったほうがいいと考えます。日本語を勉強する時は日本人の考え方も分からなければなりません。漢字と文法以外は文化と人の考え方をわかるのも大切です。それゆえに、よく実習しています。交流会、日本文化に関するサイト(日本博のホームページ:https://japanculturalexpo.bunka.go.jp/)を通して日本の文化(浮世絵、お祭り)について学びます。また、よく日本映画を見たり、日本音楽を聞いたり、日本語で日記を書いたりしています。

わたしが聞きました!
ハク ハイギョク / BAI PEIYU
日本語コミュニケーション学科3年生(取材当時)
今回の文化リサーチプロジェクトを通して、協定生たちが住んでいる地域の文化と日本の文化の差異と共通性を感じることができて、異文化コミュニケーションに対する理解も深めるようになりました。また、コロナ禍が日本語学習者の生活と勉強に与える影響も把握できました。コロナ禍の影響で海外の日本語能力試験がキャンセルされていても、頑張っている協定生に感動されました。自分もこれから日本語教師になるためにもっと頑張っていきたいと思います。今回の活動はとても有意義だし、毎日充実に過ごすことができるので、異文化交流と理解に興味を持っていれば、ぜひ参加してみてください。