この人に聞きました!
柯 程允さん / カ テイインさん
大葉大学応用日本語学科 3年生
三週間のインターンシップ中コンビニに一緒に行ってくれたり、授業の録画を手伝ってくれたりとずっと親切だった柯さん。日本語での会話がとても自然なので、彼の日本語学習について気になり、インタビューをさせていただきました。
聞いた人:吉田光咲(武蔵野大学学生)
Q.
なぜ日本語を勉強し始めましたか。

日本語を勉強し始めたのは小学校3年生の頃です。初めてアニメを見たんです。それから、いろいろなアニメを見ました。しかし、一部のアニメは中国語の翻訳がありませんでした。それでも、理解したかったので、日本語を勉強し始めました。

Q.
どのように日本語を学びましたか。

勉強というか、ずっとアニメを見て、音楽を聴いていました。暇なときはずっと、日本語の音声を流していました。テレビ番組もアニメも聞いてきて、言葉を覚えたんです。私の場合は少し特殊で、日本語の五十音を学び始めたのは、高校3年生です。高校3年生までは日本語の文字をずっと読めなかったです。その時までは、日本語を聞いて、話すことだけできました。

Q.
日本語を学ぶうえで、工夫していること・気を付けていることは何ですか。

敬語とタメ語の区別です。高校3年生までは、正式な日本語教育を受けたことがなかったから…。友達や先生からたまに「敬語とタメ語が混ざっている」と言われたことがあります。言葉がたまに敬語になってしまうことがあるんです。今もまだちょっと難しいです。

Q.
日本語を使う機会はどこで、どのくらいですか。

オンラインゲームをやるときに、日本人とマッチングしたときとかですね。他には、日本のものを買いたい時は、日本のサイトに直接アクセスして、買い物します。話す機会は大体オンラインゲームですね。オンラインゲームで、日本人の友達ができて、話す機会が増えました。多い時は13時間連続でオンラインゲームをしたことがあります。日本のサーバーでやっているので、日本人とマッチングすることは結構あります。

Q.
日本語を使えて嬉しかった瞬間はありますか。

好きなものを日本人と話すとき、伝えたいことが伝わるときが嬉しかったです。台湾ではそもそも、日本のものを知らない人が多いです。アニメを見ない人も多くて…。私も遊ぶ人が少ないゲームをやっていたので、台湾で他の人と話す機会がなかったです。

Q.
日本の想像がつかなく知りたいこと・興味のあることはありますか。

興味あることか…歴史や文化に結構興味があります。知らないことだと、流行とかですね。侍とか刀とか好きだから、うちにも木刀があります。興味があって買いました。

Q.
将来何がしたいですか。

ちょっと日本語と関係ないかもしれない…。今はゲームを開発したいと考えています。今も自作ゲームを作っていますね。

Q.
日本の学生に伝えたい台湾もしくは大葉大学の魅力はありますか。

人が本当に優しい。台湾人は本当に熱心で優しいです。何か問題があれば、例え知らない人でも聞いたら大体応じてくれると思います。

わたしが聞きました!
吉田 光咲 / Misaki Yoshida
日本語コミュニケーション学科2年生(取材当時)
高校生の頃に台湾の協定校の生徒と交流したときから、日本語教師の仕事に興味を持っていました。さらに自分の母語である日本語を客観視し、新しい気づきを得ることが語学に役に立つと考え、JC学科に入学しました。今回の海外インターンシップに参加した理由は、実際に日本語教育が行われている場所に行き、日本語教育について理解を深めたいと考えていたからです。また、日本語教育の現場で必要になる自分の改善点を明確にさせたいという考えもありました。この三週間で想像以上に多い気づきがありました。学生さん達も先生達もみんな優しく、台湾のことについても多くのことを学び、大好きになりました!海外インターンシップは日本語教師を目指す生徒にとって今までの学びを実践できる最適な機会だと感じました。