2023年春に行った海外インターンシップは、協定校の学生さんと交流し、いい関係をつくり続けたい!ということでワークショップ「日本アルバイト体験」を2023年2月に実施しました。 

協定校からは、フエ外国語大学の日本語を勉強中の学生計25名、そして武蔵野大学グローバル学部日本語コミュニケーション学科の学生2名が参加しました。

ワークショップ「日本アルバイト体験」

ワークショップの狙い  

自分たちの身の回りに、さまざまなバックグラウンドを持つ人がいること、私たちは彼らと共生していることを意識してもらいたい。そのうえで、自分と異なる人への理解を深め、そのような人に出会った場合どのように考え行動するべきなのか意識するきっかけづくりを行いました。その後、ワークショップを通して学んだことを今後の実生活に活かして、良い方向へ行動変容できることを目指しました。

ワークショップの様子 参加者の声

実際にワークショップで使用したスライド

参加者の様子については、非常に熱心で、積極的に参加していました。特に、ベトナムでアルバイトを経験している参加者は、自分たちの経験を共有し、ワークショップの内容をより深く理解するために質問を積極的に聞きました。また、参加者たちは、日本でのアルバイト経験について興味を持ち、自分たちの将来に役立つ情報を得るために積極的に参加していました。

ワークショップで出された発言については、日本でのアルバイト経験に関する意見交換やアドバイスの共有が中心でした。例えば、アルバイト先での言葉の使い方や、職場での振る舞いのルール、参加者同士で情報を共有することで、日本でのアルバイト経験についてより深く理解することができました。

また、日本のアルバイトとベトナムのアルバイトの違いについても話題になりました。日本では、時間厳守や礼儀正しさが求められる傾向がある。一方、ベトナムでは、フレキシブルな働き方や自由な発想が求められる傾向があるとの意見が出されました。これらの違いについて、参加者たちはお互いの文化に理解を深めることができたと感じていました。

観察したこととしては、参加者たちは日本でのアルバイト経験に対して大変興味を持っていたということが分かりました。特に、将来的に日本で働くことを考えている参加者は、アルバイト経験を通じて日本の文化や社会についてより深く理解し、自分自身のスキルアップにつなげたいと考えていました。

参加者の声

参加者の皆さんにとって、とても楽しく有意義な交流と相互学習の時間だったようです。(学生インタビューから)

そよかさんとはーさんが行ったプロジェクトを参加し、本当に面白くて、日本語学習者の私たちにとって、非常に役に立つと思います。例えば、月曜日に行った「日本アルバイト体験」というワークショップは本当に有意義です。私たちはもし、日本に来ることになったら、アルバイトする場合、どんなアルバイトが良いのか、そして、アルバイトのところでどのようなことがあるか把握できましたので、極めて役に立つことです。二人に対してありがとうということを伝えたいです。(協定校)

ワークショップを通して気づいたこと

楽しかったところ

  • 参加者たちが積極的に参加し、意見を交換することができたことが楽しかったです。さらに、参加者たちから、ノートもらいました。
  • アルバイト経験についての話題が尽きず、参加者同士で笑い合いながら情報共有できたことが楽しかったです。

難しかったところ

  • 日本語初級参加者がいたため、言葉の理解に苦労する場面があったことが難しかったです。
  • 参加者たちが抱える問題や悩みについて、適切なアドバイスを提供することが難しかったです。
  • 時間配分は難しかったです。

新たに気づいたこと

  • 日本とベトナムでのアルバイトの違いがあることに気づきました。
  • 参加者たちが日本で働くことに対する意欲が高いことに気づきました。

忘れられないこと

  • 参加者たちが、日本でのアルバイト経験を通じて、日本の文化や社会に対する理解を深め、将来的に自分自身のスキルアップにつなげようとする姿勢と姿が忘れられません。
  • ベトナムの学生たちと交流できたことが、貴重な経験として忘れられません。

このような企画をこれからも続けていきたいと思います。