こんにちは!JC海外インターンシッププログラム2024に参加した福地彩日です。
今回は台中の観光スポットともなっている東海大学で実習に参加させていただきました!2週間という短い間でしたが授業見学を沢山させていただき最後に教壇実習をさせていただきました。
活動内容
☆概要 実施日:3/7 授業時間:50分 使用教科書:『できる日本語』 学習者の人数:19人 担当クラス:総合日語(一)C
今回の教壇実習では会話の授業で教科書の第8課の応用練習活動を担当しました。活動内容は「簡単に自分の家族や友達について友達や周りの人に紹介することができる。」という内容でした。私は学習者が授業中に沢山日本語を使うことを目標にして、授業計画を立てました。
★授業の流れ
①私の家族の紹介(お手本)
②家族の名称の確認
③教科書を使用し、友達を紹介する練習
④グループ活動
⑤クラス全体の活動
⑥相槌表現の紹介
①まず私の家族について写真のみを用意し、文字は入れずに家族の名称・仕事・年齢などについて紹介しました。生徒が聞き取れるようなスピードで話し、言葉遣いも普段の自分が使っている言葉ではなく、教科書に出てくるような言葉を選びながら話しました。
②作成したPPTを用いて家族の名称について確認しました。生徒が回答したら、答えを開けて理解度をチェックしました。※画像参照
③教科書にある「やってみよう」という項目をやりました。問題文は「これはあなたの友達の写真です。クラスメイトに写真を見せて、紹介しましょう。()にどんな人か考えて書いてください」というものでした。生徒に自由に登場人物について考えてもらいその後クラスメイトに発表をする活動をしました。
④事前に家族の写真を用意してきてもらい、自分の家族について紹介する活動をしました。
⑤クラス全員で自分の家族を紹介して友達の家族について質問し合う活動を行いました。「私の○○は○○な人です。 ○○さんの○○さんはどんな人ですか?」というテンプレートを使い、すぐに解答をする練習をしました。※画像参照
⑥教壇実習までの授業見学を通して生徒の相槌表現の幅が狭いと感じたため最後に使える相槌について教えました。
指導教員からのアドバイス・フィードバック
最終日にフィードバックをもらう時間を設けてもらいました。
①生徒の会話の中に積極的に参加し、生徒の状況をしっかりと把握すること
授業の際に生徒が指示通りに動けているのか。しっかりと話すことができているのか。などをチェックするために多少席が遠くとも、耳を傾けに行くことが大切だとおっしゃられました。生徒の状況を把握できる事はスムーズな進行に繋がると考えました。
②生徒の進捗状況を確認すること
次から次へと指示を出しさっさと進むのではなく、生徒がタスクを終えたかチェックしながら進むことで生徒の理解度も上がるとご指摘いただきました。
③もしもの場合に備えてプランを何パターンも考える事
慌てや緊張は生徒にすぐバレてしまう。そのため慌てずに済むためにもAパターンがダメならBパターン。というように初めからいくつかの候補
④時間配分に気を付ける事
当初はタイマーを用いり授業を行う予定であったが、「生徒にもっと発話してほしい。」という思いから授業の途中からタイマーをかけるのを辞め、生徒がタスクをこなし終わり次第進む方針に変更しました。その結果おしゃべりタイムとなってしまうグループも見受けられた。そのため時間の許容範囲を作り、決めた時間を過ぎた場合は終わっていなくても次に進むこと。もしくは生徒に直接「あと何分必要ですか?」と問いかけ、生徒自身に時間を委ねることも大切だとアドバイスをいただきました。
生徒からのフィードバック
今日の授業は面白かったです。お疲れ様でした!!
先生は優しいです。教師は生徒の状況に率先して気を配ります。先生の授業が好きです。
とても興味深い授業でしたし、交流もとても印象的でした。
JC海外インターンシップを通して
今回の2週間のインターンシップを通して台湾の授業方針はもちろん、生徒との交流も沢山行いました。2週間という期間はとても短く感じました。台湾の生活を実際に体験してみて日本とのギャップに驚いたこともありました。授業見学や教壇実習はこの学科のこのプログラムならではのものなのでとても良い経験となりました。