この人に聞きました!
ชีวธันย์ คำมุงคุณさん / ベラさん
マハーサーラカーム大学・人文社会学部・タイ語と東洋言語学科・日本語専修 4年生
今回インタビューを行ったベラちゃんとは、インターンシップ期間中の3週間、ほぼ毎日一緒に過ごしました。大学の附属高校の授業に行ってみる?と誘ってくれたのもベラちゃんです。実際に高校の授業を見学・実習させてもらう中で、高校に日本語専攻があり、生徒たちが教科書を使って日本語の授業を受けていることにとても驚きました。日本の高校では、外国語として学ぶのは英語のみであることが一般的ですが、ベラちゃんに話を聞くと、タイでは英語に加えてもう一つ別の外国語を学ぶことが一般的だと知りました。このようなタイの外国語教育の環境や、日本語がどのように学ばれているのかについて知りたいと思い、ベラちゃんにインタビューをお願いしました。
聞いた人:松住祐里(武蔵野大学学生)
Q.
いつから日本語を勉強していますか?

中学1年生から勉強しています。

Q.
日本語を勉強できる中学校は多いんですか?それとも特別な学校だけ?

あの、そんなに珍しいわけじゃなくて、だいたい町の中にある学校だと、日本語とかベトナム語、フランス語、中国語とか、いろいろな外国語を勉強できることが多いです。学校にはタイ人の日本語の先生がいて、授業で勉強します。

Q.
高校でも日本語を勉強していましたか?

はい。

Q.
ということは、中学1年生から大学まで、だいたい10年くらい日本語を勉強しているんですね。

はい、そうなります。

Q.
中学や高校の授業と、大学の授業では内容は変わりましたか?

はい、変わりました。大学では、なんというか、科目の種類が多いです。ホテルサービスのための日本語とか、日本語について調べる研究の授業とかがあります。ほかにも通訳・翻訳、日本文化、それから聞くことと話すことの授業もあります。

Q.
中学や高校ではどんな授業でしたか?

だいたい文法の授業が多かったです。教科書を使って文を作る練習をしていました。でも、日本人と話す機会はあまりなかったです。先生と話すくらいでした。

Q.
どんな授業があれば、もっと日本語が上達すると思いますか?

今の高校生は、なんというか、ちょっとロボットみたいな日本語になっていると思います。教科書の言葉をそのまま使うことが多くて、普通の会話の日本語とは少し違う感じです。生活の中で使う日本語は、あまり練習できていないと思います。あと、タイの教科書の言葉は、だいたい少しかたくて、ちょっと古い感じがあります。例えば「成人の日」という言葉は、今は「二十歳のつどい」と言いますよね。こういうふうに、教科書の内容があまり変わっていないこともあります。だから、もっと新しい情報が入るといいと思います。

Q.
大学の授業についてはどう思いますか?

今のところ、私にとっては大丈夫だと思います。生活で使う日本語も多いし、通訳や翻訳の勉強もできます。なので、内容には満足しています。

Q.
私たちのような日本人が来ることは、いい機会だと思いますか?

はい、いい機会だと思います。あの、マハーサーラカーム大学にいる日本人の先生は、だいたい厳しい。だから、日本語を話すのがちょっと怖くなることもあります。でも、先生じゃなくて普通の日本人が来ると、みんな気軽に話せます。先生と話すときは、だいたい授業のことについての言葉が多いです。でも、日本人と話すと、生活で使う日本語の練習になると思います。

わたしが書きました!
松住 祐里 / Matsuzumi Yuri
日本語コミュニケーション学科2年生(取材当時)
大学進学を考え始めた頃から、将来は教育に関わる分野に進みたいと考えていました。父がベトナム人ということもあり、これまでの生活の中で外国の人と関わる機会が多く、外国の人に日本語を教える「日本語教育」という分野に興味を持つようになりました。そこで、日本語コミュニケーション学科に進学し、日本語教育や異文化理解について勉強してきました。また、日本語教師を目指すのであれば、実際に海外で生活し、現地の人々と関わる経験をしてみたいという思いも以前から持っていました。海外で日本語がどのように学ばれているのか、また日本文化がどのように受け止められているのかを自分の目で見てみたいと考えていたからです。そのため、大学在学中に海外での経験を積みたいと思い、今回このインターンシッププログラムに参加することを決めました。