こんにちは!JC海外インターンシッププログラム2025に参加した小原望愛です。
私たちは日本語言文化学系で2週間の研修を受けました。東海大学の学生・先生方はみんなとても優しく、明るく、有意義な時間を過ごせました。最終日には「気持ちを読む日本語」というテーマでCLIL活動を行いました。

活動内容   

☆概要
実施日:3/5
授業時間:40分
学習者の人数:約10人
*参加者はポスター等で募集(日本語のレベルを問わない)

今回のCLIL活動では日本語の婉曲表現を学び、日本の文化を楽しく体験してもらう活動をしました。日本では断る際に「〜ちょっと…。」などという表現を使うことが多いです。このようなはっきり言わない表現を考え体験してもらうという内容でした。私は、座席を自由にしてグループ活動やクイズなどを取り入れ学習者が楽しく参加できるような雰囲気を作ることを目標にして、授業計画を立てました。

授業の流れを簡単に紹介します。
①導入:日本語の曖昧さについて簡単に説明
②活動:日本語での断り方(グループで意見を出して全体共有)、クイズ
③クロージング:今日の目標の再確認、感想の記入

②の活動では、先生からの依頼に対して断る際の表現を考えてもらいました。グループによって文末の表現が異なり、とても面白い表現がたくさん出てきました。特に工夫した点は、グループから出た意見を黒板に板書し、視覚的に違いをわかりやすくした点です。そうすることで学習者は自分の意見と他グループの意見の違いに気づきやすくなったと思います。

③のクロージングでは、参加してくれた学生に感想を書いてもらいました。日本の文化を知ることができてとても楽しかったという感想や日本語を話す自信が少しついたという感想があり、CLIL活動をやってよかったと思うことができました。

 使用したワークシート▼

CLIL活動の様子▼

指導教員からのアドバイス・フィードバック

主に以下の3点のアドバイス、フィードバックをいただきました。

☆実際に使える場面を想像すること

「この場面で日本人は本当にこの表現を使用するのか」を意識してクイズを考えるようにアドバイスいただきました。

*CLIL活動前のアドバイス

 ☆話すスピードを意識すること

今回のCLIL活動にはさまさまなレベルの学生が参加しているため、話すスピードをもう少しゆっくりにし、「ここまで大丈夫ですか?」などの確認を入れた方が良いとフィードバックをいただきました。

*CLIL活動後のフィードバック

☆簡単に理解できるスライドにすること

ふりがなを入れても初級の学生は読むことで精一杯になってしまうため中国語訳を入れるなど工夫して必要な情報をすぐに読み取れるようにすると良いとフィードバックをいただきました。

*CLIL活動後のフィードバック

CLIL活動を通して

何時間かけて準備をしても、実際に授業を始めるときの人数やその場の雰囲気、座る席、グループのメンバーなどによっても授業の様子が大きく変わると感じました。特に今回は、予定より人数が少ない中での時間配分や、初級者に合わせた言葉選びの難しさを感じました。実際の場面では目の前の学習者に合わせた柔軟な調整が必要だと学下手ことはとても良い経験でした。一方で、正解が分かれるクイズで独自の意見を言う学生や、「あー!」という納得の声や頷く姿を間近で見られたことも貴重な経験でした。今後は、学生から予想外の回答が出ても単に受け入れるだけでなくそう答えた学生自身の考えを深掘りする余裕を持ちたいと感じました。 

小原望愛/Obara Noa (日本語コミュニケーション学科2年生)

高校生の時に国際教養ゼミに所属し、そこから日本と海外を繋ぐ活動に興味を持つようになりました。日本で働く外国人が増えている中、日本語教師の需要が高まっていると考え、日本語教師に関心を持ちました。現地での活動では、「この学生の回答は予想してなかった。なんて返そう…。」と思うことが多く、初めての経験に戸惑うことが多かったです。しかし、その際にどうすればよかったのかなど現地の先生のフィードバックや学生の感想をもとに考えることができました。CLIL活動の他にも、週末に現地の学生と遊びに行ったりご飯を食べたりと充実した2週間を過ごすことができました。少しでも興味がある人はぜひ行ってみてください!!