昨年度に行った海外インターンシップでは、コロナの問題で海外に行けなかったですが、各国の協定校とオンラインで交流しました。しかし、日程が短かったので、今回のプロジェクトは3期に分けて2022年2月に実施しました。

協定校からは、台湾の東海大学・国立高雄餐旅大学・大葉大学、ベトナムのホーチミン市師範大学・フエ外国語大大学・ハノイ外国語大学、タイのマハーサーラカーム大学・タマサート大学の日本語勉強中の学生、そして武蔵野大学グローバル学部日本語コミュニケーション学科の学生が参加し、合計50名以上が参加しました。

私たちはグループ12の「リモートチーム」でした。グループメンバーは、東海大学の張さん、国立高雄餐旅大学の胡さん、武蔵野大学のリンさんと劉です。私たちのグループのテーマは「コロナによる変化」です。

事前準備

私たちのグループのテーマは「コロナによる変化」です。コロナの変化といえば、私たち大学生にとって一番思い浮かんだのは、大学の授業がオンライン授業になることです。日本ではコロナが流行した後、ほぼ全ての対面授業がオンライン授業になったが、海外の大学も日本と同じなのか知らなかったです。そのため、プロジェクトが始まる前に、台湾からの協定校の皆さんにメールで大学の授業の変化について聞いてみました。

メールの本文はこちら▼

私たちのチームのテーマは、コロナによる変化(へんか)です。その中で、大学の授業の変化について、みなさんの国のことを知(し)りたいです。
この文化リサーチプロジェクトが始まる前に、みなさんに準備してもらいたいことがあります。
つぎの質問(しつもん)に答えてください。機会(きかい)があれば、友達(ともだち)にも聞(き)いてください。

①今(いま)の大学(だいがく)では、ずっとオンライン授業(じゅぎょう)ですか?オンライン授業と対面(たいめん)授業の両方(りょうほう)をしていますか?
(対面授業:学校に行って授業を受ける face-to-face)
②オンラインと対面、どちらが好きですか?
③授業を受けるとき、カメラはオン(on)ですか、オフ(off)ですか?どちらが好きですか?理由(りゆう)を知りたいです。
④オンライン授業を受けるとき、おもしろい・恥(は)ずかしい・楽しいことがありますか?

みなさんの参加や意見を楽しみにしています。
わからないことがあれば、いつでも聞いてください。

当日の話し合い

当日、皆さんが自己紹介と日常のおしゃべりをした後、所属している大学の授業形態について共有しました。

参加者の皆さんは、コロナの影響で大学に行けず、全員オンライン授業を体験したようです。(発表スライドから)

2021年5月~8月末はオンライン授業、2021年10月から2022の1月までは対面でした。(胡さん)

2021年は6~9月(夏休み入り)数ヶ月にオンラインで、その後は対面になりました。(張さん)

2020年はすべてオンラインでした。2021年の前半は対面とオンライン併用で、期末はオンラインになりました。(リンさん・劉)

また、オンライン授業は皆さんにとって新しい授業形式なので、たくさんの面白いことや恥ずかしいことがありました。皆さんはそれぞれ自分の意見を述べました。(発表スライドから)

授業中先生がネコ晒しのが楽しみにしています。担任の娘が授業中に入り込むして、お母さんに甘やかすのがかわいくて仕方ないです。(胡さん)

スマホで動画を見ていて、ミュートをつい消してしまって、動画の音声が授業に流れてしまったことがあります。(張さん)

マイクをつけたまま、友達と大きな声でおしゃべりをしていた経験があります。(リンさん)

インターホンが鳴いて先生が急に消えました。一人の学生はカメラオンのままで寝ている様子が映されました。(劉)

発表

皆さんはそれぞれ自分が言いたいことをスライドに書き込みました。そして、皆さんが分担し、自分が書き込んだ部分を発表しました。1回目の発表では時間が長かったので、もう一度練習しました。2日目になったら、もう一度グループ内で練習し、スムーズに終わりました。

私たちは最後のチームとして発表しました。発表はスムーズに進みました。私たちの発表で一番面白い部分は、「オンライン授業を受けるとき、おもしろい・恥ずかしい・楽しいことがありますか?」という質問に対する答えです。上に述べた通り、皆さんは面白いことをたくさん言いました。Zoomのチャット欄に「面白すぎです」「私も同じ経験があった」などのコメントがたくさんありました。

発表スライドはこちら▼

皆さんのオンライン授業の思い出
発表内容のまとめ

全体を通して

発表の内容を考えるのは少し時間がかかりました。また、どのように難しい日本語の情報をわかりやすく相手に伝えるのか苦労しました。1回目の練習では発表の制限時間に超えたので、どのように発表を短くするのかを工夫するのは難しかったです。

しかし、グループの雰囲気がとても良かったです。皆さんが長時間でおしゃべりをしました。特にオンライン授業の思い出について、皆さんはたくさんの面白いことを共有しました。発表の時もたくさんの笑いリアクションをもらいました。

また、協定校の皆さんは日本に来たことが一度もないですが、皆さんの日本語はとても上手です。私は留学生として、皆さんは普段どのように日本語を学んだのかを知りたいです。

まだ海外に行けなくて残念ですが、今後機会があったら、実際海外に行って、協定校の学生と出会いたいと思います。

わたしが書きました!
劉 逸翔 / LIU YIXIANG
日本語コミュニケーション学科2年生(取材当時)
昨年度も文化プロジェクトに参加しました。協定校の学生と交流することが楽しいと思い、今年度も文化プロジェクトに参加することにしました。今までは主に教科書から異文化のことを学んで、実際に体験する機会がなかったけど、今回のプロジェクトを通じて、直接協定校の学生から異文化のことを学んだので、参加して良かったです。コロナが落ち着いたら、ぜひ海外に行って、実際に異文化を体験したいと思います。今後、日本語を教えたい方や、外国人と交流したい方は、このプロジェクトに参加してみてはいかがでしょうか。