担当項目と授業の流れ

タマサート大学では、教壇実習があまりなく、全体を通してすべて授業を2回しました。1回目は語彙の説明で、クラスの人数が約30人で、学習者のレベルが中級でした。2回目は語彙、漢字と文法の導入で、クラスの人数が約20人で、学習者のレベルが初級でした。授業の内容は協定校の先生に送ってもらったテキストから、いくつかの語彙、漢字と文型をピックアップして、自由にスライドを準備することでした。その後、先生として実際に学生さんに教えることになりました。

学生たちが新しい言葉や表現の意味と使い方が分かって、実際に使えることを目指して、授業を実施しました。ほとんどの学生の日本語能力は初級と中級なので、日本語があまり分からなく、たくさん発言することもまだできません。自分の説明がわかってもらうため、いろいろ工夫しなければなりませんでした。

①言葉の説明

このクラスの学生のレベルは中級です。実習生3人は10分で日本語でいくつかの語彙の意味を説明しました。偶然でしたが、実施日はちょうどバレンタインデーなので、特に工夫したのは、バレンタインに関する例文をあげながら、その言葉の使い方を説明する事でした。実は、もともと準備したスライドはバレンタインに関係ない例文をあげましたが、学生たちのバレンタインについての話を聞いたので、早速例文を考えておきました。例文はロールプレイとして、自然に話しました。また、実習者が話すだけでなく、何人かの学生にも質問して、答えてもらいました。

バレンタインに関する例文のスライド

②語彙、漢字と文法の導入

このクラスは副専攻の日本語のクラスなので、全ての学生は初級の学習者です。そのため、教えるとき、できるだけやさしい日本語を使って、ゆっくり話さないといけませんでした。教壇実習では、私たち3人は一人ずつ15分で順番に語彙、漢字と文法を導入しました。まず、 語彙の意味を簡単な日本語で説明してから、例をあげました。そのあと、言葉を紹介しながら、漢字の音読みと訓読みを教えて、その漢字の書き方もホワイトボードに書いておきました。最後に、文法を導入するとき、動詞の普通形を復習しながら、新しい文型を教えました。簡単な練習問題もしてもらいました。

文型導入のスライド

授業の様子

授業中ずっと集中して、私たちの話をきちんと聞いてくれました。練習問題をやるとき、学生たちは積極的に手を上げて、問題を解きました。ある学生がもし疑問があったら、日本語を導入したあとで、すぐ聞きました。たまに私たちの話すスピードが速くて、学生が聴き取れないこともありました。そのとき、学生たちの表情を観察しながら、よりゆっくり話さないといけませんでした。

教壇実習を通して気づいたこと 

日本語を教えるとき、自分が話すだけではなく、学習者とやりとりをすると、もっと楽しくなり、教室の雰囲気も盛り上がってくることに気づきました。学習者はすごく協力して、私たちが質問をするとき、積極的に答えてくれて、嬉しかったです。今回の海外インターンシッププログラムで、実際に日本語で日本語を教えることがいい経験になり、自分ができたこととまだできていないことに気づくことができました。